モーターサイクル

Dトラ ドレン 雌ネジ リコイル オイルパン クランクケース

recoil001.jpg人様のバイクばかりアップしていてもむなしくなるので僕の愛車Dトラの素人ツギハギ修理ブログをそろそろ公開。自分でオイル交換をしていたらクランクケース側のネジ(雌ネジ)をなめてしまった...。対処方法を検索してみると結構同じ症状の方がいらっしゃいました。オイル交換代をケチったらかえって高くついてしまった。家近くのKAWASAKIショップに問い合わせても「クランクケースの交換になりますね~」とのことでした。「リコイル・ヘリサートなどでお願いできませんか?」と問い合わせてもなかなかいい返事は頂けず。どうせ交換になるならってことでダメ元で自分でリコイルに挑戦!確証はありませんがKLX250や250SBなどの修理の際に参考にして頂ければ幸いです。

recoil002.jpg今回の主役、リコイルジャパンのリコイルキット。サイズはM10-ピッチ1.5。雌ネジがなめてしまった際の対策として径を大きくした雌ネジを切り直す方法もありますが一度ドリルで下穴を開けた後、母材(クランクケース)に対して垂直にネジ穴を切り直さなければならず、エンジン組んだままの状態でその作業はさすがに失敗しそうなのでリコイルでの修理にしました。このリコイルタップは下穴加工がいらず、現在のネジ穴(なめてしまった雌ネジ)をガイドにタップ上部分をかませ、切り込んでいくことでタップ下部分のネジが切れる様になります。タップ下部分は実際はM10以上のサイズなのですが切り直した雌ネジにバネ状のコイルを埋め込むことでネジ径をM10にすることができます。そうすることで純正と同じネジ径・ピッチになるのでドレンボルト交換の際も純正と同じドレンボルトを探せばよいのでネジ径を大きくする修理方法よりも後々楽になるはず。



recoil003.jpgリコイル前のドレンはこんな感じ。完全にオイルが漏れてます。













recoil004.jpgドレンボルトで雌ネジを切ってしまってます...。ムダに高くついた原因。素人が下手に手を出した結果です...。













recoil005.jpgこちらがクランクケース。入口付近の雌ネジは完全にだめですが奥の方にまだ生きている雌ネジが見えました。あの雌ネジをガイドにリコイルタップを入れ、雌ネジを切っていきます。











recoil006.jpgタップハンドルを噛ませる部分は縦横10mm程度なのですが手持ちのタップハンドルではサイズが合わずタップをかませることができません。












recoil007.jpgかなり邪道なやり方なのでおすすめはできませんが、7mmのコマを使うことで対応できました。ただコマを使うにも写真のような溝の多いコマを使わないとタップを固定することができません。












recoil008.jpg後は母材に対して垂直に雌ネジを切っていきます。かなり無理のある作業ですが慎重に。ただこの状態だとネジを切ったカス(切子)がエンジン内に入っていってしまいます。切子を回収するために、タップにグリスをたっぷり塗りつけ、そのグリスに切子をまとわり付かせ回収します。できればエンジンを下ろしてクランクケースを分解してネジ穴を切り直すのが最善策ですがそんな知識も設備もないのでしょうがない。








recoil009.jpgこんな感じです。回収した切子はグリスごとパーツクリーナーで吹き飛ばし、改めてグリスを塗り直して少しずつネジを切る。この作業の繰り返しです。












recoil010.jpg根気よく作業を進めると写真のようにネジ山が切れてきます。写真ではネジの内壁に穴があいてます。どうやらここからもオイル交換の際オイルが抜けるようになっているのですが今回の僕の症状はこの横穴までの雌ネジが潰れており、それでオイルが漏れていました。奥のネジ山は無事だったので奥の方からのオイル漏れはありません。ただ、リコイルの場合、今回切ったネジ山にコイルを埋め込むため、横穴は塞がってしまいます...。なのでオイル交換の際も完全にオイルが抜けることがなくなってしまいますが作業完了から3000km走行、一度オイル交換ましたが日常の足として使う程度でしたら特に支障ないように感じます。ネジ穴が完成したら一度安いエンジンオイルを入れ、エンジン内に残っているかもしれない切子を流し出しました。極力切子が残らないよう作業を進めました。




recoil011.jpgそして切った雌ネジにこいつを埋め込むことでM10-ピッチ1.5のドレンボルトを使える雌ネジの完成です。こいつ(コイル)は専用のハンドルでねじ込んでいきます。












recoil012.jpg普通にネジを締め込む要領でコイルを埋め込むことができますが、コイルの特性上一度埋め込んでしまうと外そうとしても内側で広がるため、失敗してもコイルを外すことができません。それもそのはず、このコイルにドレンボルトを入れるのでドレンボルトを外す際にコイルも一緒に取れてしまっては意味がありません。なのでコイルをねじ込む際は慎重に。奥に行き過ぎることのないようにゆっくりねじ込んでいきます。









recoil013.jpgちょうどいいところまでコイルをねじ込んだらハンドルを抜きます。奥の横になっている部分はハンドルに噛ませる部分になりますのでハンドルを抜いたら奥の方に押し曲げます。写真で見えるように先ほどの横穴は塞がってしまいましたが仕方ない!










recoil014.jpgこんな感じで棒で内側に押し曲げます。この作業があるのでおそらくこのリコイルキットは貫通穴でしか使用できないと思います。これでリコイル完了!後はドレンボルトを締めるだけ!











recoil015.jpgドレンボルトは先端にマグネットがついているタイプのものを使用してますがクランクケースはアルミなので切子の回収はできません...。が、作業完了から3000km走行してますが問題なし!ダメ元でもやってよかった!ってか最初からショップに頼めばリコイルキットすら必要なかった...。M10-ピッチ1.5の貫通穴なんてドレンくらいしかないので今後使用することもなさそうだし。

2013/11/20

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